データベースのバックアップを自動で実施する
概要
運用されているアイリスデータのバックアップを自動で実施します。
この機能で設定ができるのは、「バックアップ周期(日)」と「出力先フォルダ」の2つです。
注意点
- バックアップは実施周期を迎えたことが確認されたシステム終了時に実行されます。
- データベースのみバックアップが実行されます。
- 電子申請手続きにおける公文書や添付ファイル等はバックアップされません。
- 出力先(バックアップ)フォルダが見つからない場合は実行されません。
ネットワーク運用の場合はすべてのPCより参照可能なフォルダを指定してください。
外部ストレージ等をバックアップ先として管理する場合は実行時に接続されていることを確認してください。USBメモリをバックアップ先に指定することも可能ですが、USBメモリの転送速度の規格によってはバックアップに時間がかかることがあります。
接続先が見つからない等、何らかの要因によってバックアップ作業が実行できない場合は終了時にメッセージが表示されます。それらの対処が確認できましたら以降のシステム終了時に再度バックアップ処理は実行されます。
自動データバックアップの設定
データバックアップ設定
①メインメニュー画面より、[システム情報]を選択します。

②[データバックアップ設定]を選択します。
③「バックアップ周期」と「バックアップ先フォルダ」を指定します。

バックアップ周期は以下より選択することができます。

各設定後に「設定保存」ボタンを押下して内容を確定してください。
自動バックアップの実行
システム終了時に「バックアップ周期」を迎えたことが確認できた場合に自動でデータベースのバックアップが実行されます。

自動バックアップにかかる時間は運用データベースの容量や場所、保存指定先の場所と転送速度により変動します。
運用の案内
自動バックアップされたデータベースは、運用データベースの容量によりますが1MB~100MBほどに圧縮されております。毎日バックアップを実行する場合は保存先の容量の確認を行って下さい。
この機能は運用PCの予期せぬ故障におけるデータの消失から守るためのものであることから、バックアップ先のフォルダは自身のPC以外の外付けHDDやNAS、ファイルサーバ等を指定することをお勧めいたします。
物理ドライブが運用ドライブ(通常はCドライブ)以外に用意されているPCであればそのドライブ(Dドライブ等)をご指定いただいても構いませんが、PC(OS)の起動ができなくなった場合においてはバックアップデータを取り出す作業が必要となる場合がございます。
アイリスの運用データフォルダを外部ツール等で自動バックアップされている場合においては、
この機能を設定する必要はございません。
バックアップデータからのリストア
この機能におけるバックアップは予期せぬ障害からのバックアップを目的としており、作業における一時保存からの巻き戻しや上書き前のデータ確認等の目的におけるものではありません。
また、間違ったデータを指定してのリストア(復元)等により実際の運用データが消失することを防ぐために、ご利用ユーザ様においての復元作業は制限させていただいております。
大変お手数をおかけいたしますが、復元が必要な場合はユーザーサポートまでご連絡をいただけますようお願い申し上げます。